1. 前のページに戻る

OHラジカルの酸化力を利用した新規殺菌剤の開発−イチゴうどんこ病などへの適用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

佐久川 弘  広島大学, 大学院生物圏科学研究科, 教授

研究期間 (年度) 2008
概要過酸化水素水に鉄を添加した光フェントン試薬は、数ppmの低濃度でも太陽光のもとでOHラジカルを持続的に生成する能力があり、有害有機物の排水処理等に近年用いられている。OHラジカルは活性酸素種の代表物質であり、病原菌防除に大きな効果が期待される。光フェントン試薬は、化学農薬に比べ安全性が高く、また太陽光や微生物により容易に分解されるので環境中での残留性が低いことが期待される。そこで,1)イチゴうどんこ病を対象に光フェントン試薬の処理条件、防除効果、効率的施用法等を検討し、2)トマトやキュウリなどの他作物への適用性を探り、3)作用機作の解明及び安全性や環境残留性を検討することで、特許取得および農薬としての実用化を図る。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst