新規Wacker型反応による高効率なメチルケトンの一段階合成法の開発
研究代表者 |
實川 浩一郎 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | ワッカー(Wacker)反応は、末端オレフィンからメチルケトンを合成する重要な酸化反応であるが、反応装置の腐食や塩素化合物の副生などの問題があり、工業的な展開には新規触媒系の開発が必要である。我々はアミド溶媒中で酸素のみを酸化剤とする触媒を見いだした。これは銅などの共触媒や塩酸を全く用いず、ハロゲンフリーであるために環境に負荷をかけない特徴を有する。本研究ではこの触媒の適用を拡げて、メチルケトンのクリーンかつ高効率な一段階合成プロセスの開発を行う。
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