口腔・胃・腸内共生細菌による水素ガス産生動態とその病態生理学的意義の解明
研究代表者 |
佐藤 英介 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 近年、口腔内、胃、および大腸における共生細菌の分子機構解明が判明しつつある。しかし、そのホストと共生細菌の代謝的相互作用や分子論的実態の多くは不明である。申請者はヒトの口腔内や大腸内でも共生細菌により大量の水素ガスが産生されている事、歯磨きや口腔内殺菌により水素産生反応が阻害される事を見いだした。類似のガス代謝変化は抗生剤投与患者や消化機能病態患者等でも起こる事が予想される。本研究では、口腔・胃・腸内共生細菌による水素ガス産生動態を解析すると共に特定の食物により、細菌叢を調節して機能性食物により健康な生体ガス産生を制御することを目的とする。
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