圧縮スギの形状回復機能を利用した非応力緩和楔の開発と応用
研究代表者 |
小松 幸平 京都大学, 生存圏研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | スギの気乾時密度は350kg/m3程度で材の側面に圧縮力が作用すると凹み易いのが欠点である。本研究では、スギを元の体積の1/3~1/2 に横方向に圧縮した「圧縮スギ」を製造し、それが水分を吸収すると元の形状に戻ろうとする際に発揮する「形状回復機能」に期待した「応力緩和の起こりにくい楔」を開発し、これを応力緩和の発生に悩んでいる伝統木造建築の接合部に活用して、問題を解決していく科学的な方策を提案する。
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