1. 前のページに戻る

異極像結晶の熱励起によるX線源の開発と応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

吉門 進三  同志社大学, 工学部, 教授

研究期間 (年度) 2008
概要低圧気体中で分極方向を一方向にそろえたLiNbO3 やLiTaO3 等の異極像単結晶の温度を変化させることによって結晶あるいは結晶に対向したターゲットからX 線が発生する。X 線源として一般的に用いられている電子銃方式は,外部からの高電圧電源などを必要とする。一方、本方式を用いると結晶の温度を変化させるだけで結晶表面の正味の表面電荷に対応した電界を発生し,厚さに応じた電位差によって,温度変化時に発生する電子を加速して結晶あるいはターゲットに衝突させる制動輻射等により連続X 線およびターゲットの元素に固有の特性X 線を発生させることができる。従って外部からの高電圧源を必要とせず,全体的に小型である。本研究全体の目的:1.高真空下においても気体封入の場合と同程度か1桁以上のX 線強度を安定して得ること、2.米国Amptek 社が市販している焦電性結晶を用いた同発生機構による短時間安定性に優れた小型低出力のX 線源の欠点と思われる封入ガス圧の変化による発生X 線強度(光子のフラックス量)の減衰を改善すること。さらにそれらの成果を基にした実用化製品のプロトタイプの試作を目的および目標とする。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst