細胞内微小空間の温度変化を感知するフォトサーモセンサーの創製
研究代表者 |
清中 茂樹 京都大学, 大学院工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 細胞内の温度分布を蛍光の変化として読み出すことが可能なタンパク質ベースの温度センサー開発を開発する。温度感知部分としてコイルドコイルタンパク質の2量化解離を利用し、読み出し部分として蛍光タンパク質を用いる。この2種のタンパク質を適切に融合させたセンサータンパク質を細胞内小器官で発現させることで、細胞内局所の温度分布・変化を蛍光の強度値として可視化する。循環器病疾患の初期段階においては、代謝異常に基づく細胞レベルでの温度異常が起こることが知られており、これらの疾病に対する初期診断方法としての応用が期待される。
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