天然物クルクミンおよびその類縁化合物を用いた心不全治療の開発
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 我々は内因性ヒストンアセチル化酵素(HAT)活性を有する p300が心不全発症における遺伝子発現調節に極めて重要であることを示した。最近、天然物ウコンの主成分であるクルクミンがp300 の特異的アセチル化阻害作用を持ち、培養心筋細胞肥大を抑制すること、さらには、心不全ラットモデルにおいて、心不全の進行を抑制することを見出した(J Clin Invest 2008;118:868-878)。そこで、本研究の目的は、心筋細胞核をターゲットとした心不全治療の開発を目指すことである。
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