チーズ由来細菌が生産する抗真菌タンパク質の開発と応用
研究代表者 |
岸本 憲明 近畿大学, 大学院農学研究科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2008
|
概要 | 市販チーズからAspergillus nigerの胞子発芽と菌糸伸長を阻害する物質を生産する細菌を単離した。この細菌は培養液上清に約35 kDaの抗真菌物質を生産した。精製標品は100°Cで60分加熱しても、またpH 2~10に60分間保っても失活しなかったが、Proteinase Kで処理すると失活した。本研究では、この抗真菌タンパク質の構造を明らかにするとともに、動物細胞を用いた安全性確認、柑橘類におけるカビの生育抑制と、抗真菌タンパク質を添加した食パンや餅の抗カビ効果を明らかにする。
|