き烈近傍変位場情報に基づくコンクリート構造物の損傷診断システムの開発
研究代表者 |
日下 貴之 立命館大学, 理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 鉄道用トンネルのコンクリート剥落事故に見られるように、コンクリート構造物の劣化や損傷が大きな社会問題となっている。このような事故を未然に防ぐためには、定期点検はもとより、構造部材の健全性を常時自動的に監視できるシステムの開発が必要とされている。本研究では、高性能化が著しいCCDカメラを用いて、コンクリート表面の変形状態を非接触で常時監視し、き裂周辺に発生する特異な変位場(ひずみ場)を理論的に解析することによって、観測者による人為的な判断なしに損傷の有無および損傷の程度を自動的に診断できるシステムを開発することを試みる。
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