血中11-ケトテストステロン量に基づいたPCOS診断法の開発
研究代表者 |
矢澤 隆志 福井大学, 医学部・分子生体情報学, 助教
|
研究期間 (年度) |
2008
|
概要 | 男性ホルモン(アンドロゲン)は、卵胞の発育に必要不可欠であると同時に、合成が過剰になると卵胞の発育障害をもたらす。多嚢性卵巣症候群(PCOS)は、この典型で、男性化兆候を伴う排卵障害となり、多くの周産期の女性にとって深刻な問題となっている。本研究では、私たちが、哺乳類の卵巣で多く合成されることを見出したアンドロゲンの一種である11-ケトテストステロン(11-KT)やその合成経路が、PCOSによる不妊や生理(月経)不順のマーカーとなるか調べることを目的とする。
|