金属・酸化物二層複合水素貯蔵材料の貯蔵・放出特性試験
研究代表者 |
森田 健治 名城大学, 理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 現在、水素貯蔵材料に求められている条件は、吸収温度が常温で、放出温度が150°C以下且つ、吸蔵容量が5W%以上である。本研究の目的は、常温で水素を吸収する金属と150°C以下で水素を放出する酸化物セラミックスを二層構造に複合化することにより、水素貯蔵材料を構成し、その目標達成の可能性を試験することである。その実施内容は、真空中で酸化物セラミックス(例えば、Li2ZrO3)表面に金属(例えば、Pt)薄膜を蒸着し、水素ガスを吸収させて、吸蔵と放出特性をイオンビーム分析法と質量分析法を用いて測定する。更に、実用化を目指して、金属と酸化物セラミックスの組み合わせの最適化を行なう。
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