新規タンパク血中濃度測定による精神疾患早期診断キットの開発
研究代表者 |
新田 淳美 名古屋大学, 名古屋大学医学部附属病院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 我々は、覚せい剤精神病モデルマウスの脳側坐核において高い発現量を示す2種類のタンパクの同定に成功している。この2種類の分子が予備実験においてヒトの血液中に存在することも確認している。精神疾患は、患者本人のみだけでなく、家族や社会に対しても治癒が大きく望まれる疾患分野であり、早期に診断を行い治療が開始すればするほど、治癒率は高くなる。しかしながら、専門医にかかることなく病状を進行させてしまう患者の割合が非常に多い。そこで、本研究では、我々が見出した2つの新規タンパクの血液または尿中濃度を測定することによって精神神経疾患を早期に診断するキットの開発を試みたい。
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