新規ながん診断を可能にするがん幹細胞指向性バイオイメージングプローブの創製
研究代表者 |
永澤 秀子 岐阜薬科大学, 創薬科学大講座薬化学研究室, 教授
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 新しいがん治療の標的として注目される「がん幹細胞」は、がんの転移や再発に深く関わっていると考えられることから、その特異マーカーの探索・同定、検出、さらには阻害薬の開発は急務の課題である。そこで本研究では、がん幹細胞の「隠れ家」と考えられるニッチの重要な因子、低酸素環境を標的とした新規な近赤外イメージングプローブを開発し、本プローブを用いて、非浸襲的にがん幹細胞が存在する可能性が高い低酸素がん細胞を可視化することで、全く新しい概念の癌診断法の確立を目指す。これによりがんの早期発見、再発や転移の予測が可能になると期待される。
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