ウィルス感染予防に用いる徐放性芳香精油製剤等の開発
研究代表者 |
落合 宏 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 療養病棟や介護施設の環境衛生の保持はニーズの高い研究課題である。植物精油は、癒しやリラクゼーション作用の面から関心が高まりつつあるが、ある種の植物精油が発する芳香には、インフルエンザウイルス増殖制作用があることを見いだした。この知見を基に、本研究では、環境衛生保持の面から、有効濃度の芳香成分をいかに持続的に放出させるかの観点に立ち徐放剤添加植物精油剤の作製を試み、その有効性を芳香拡散距離や芳香暴露時間をパラメーターとしてインフルエンザウイルス増殖系や抗菌作用の面から検討する。
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