タンパク質低速合成大腸菌株AM68を利用した有用タンパク質生産システムの開発
研究代表者 |
伊東 孝祐 新潟大学, 超域研究機構, 助教
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | タンパク質生産システムは、バイオ研究、医薬品や産業用酵素の生産に必須な基盤技術である。現在最も多く利用されているタンパク質生産システムは大腸菌の系だが、ヒトなどの真核生物由来のタンパク質は、生理的活性を持ち得ない不溶性タンパク質として生産される例が多い。その主要な原因として、大腸菌内でのタンパク質合成速度が真核生物のそれに比べて早く、タンパク質が正常に折り畳まれないことがある。本課題では、タンパク質を低速に合成する大腸菌株AM68とタンパク質の折り畳みを促進するシャペロンを共同的に働かせることにより、有用タンパク質を安価かつ容易に大量生産するシステムを開発する。
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