微生物の病原性抑制効果を有するシクロデキストリン誘導体の応用研究
研究代表者 |
伊藤 智志 宇都宮大学, 工学部, 助教
|
研究期間 (年度) |
2008
|
概要 | シクロデキストリン(CD)は代表的な包接化合物として様々な用途に用いられている。本課題では、CDのトラップ対象として微生物間情報伝達機構(クオラムセンシング)のシグナル物質であるアシルホモセリンラクトン(AHL)に着目した。病原菌の多くはAHLを介して病原性発現を誘導することから、AHLを系から除去することで効果的に病原性を抑制できる。本課題では、AHLを選択的にトラップする新規CD誘導体を合成し、病原菌の病原性抑制技術への応用を行う。
|