植物ホルモンを認識する抗体を用いた不稔性植物の開発
研究代表者 |
鈴木 義人 東京大学, 大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻, 准教授
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 植物の品種改良における品種間の交配では、自家受粉を避けるために雄しべの除去という作業を伴う。従って花粉の伸長などの雄しべ側の機能が低下した植物(雄性不稔)はその労力を軽減させる意味で有用である。植物ホルモンの一種ジベレリン(GA)は、近年、花粉管の伸長にも重要な働きを持つことが判明した。本課題では、GA と結合性のある抗体を植物花粉に高発現させ、GAの機能阻害に基づく雄性不稔系統の作出技術を確立する。
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