局所的3次元音場形成による胎盤内での薬物濃度操作法の開発
研究代表者 |
桝田 晃司 東京農工大学, 大学院生物システム応用科学府, 助教授
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 通常の薬物治療では、生体内に投与後の薬物動態を制御できないため、胎児治療薬の母体流入は避けられない。そこで本研究では、含気マイクロカプセルが特定の音波の作用力の影響を受ける事を利用し、体外からの超音波照射によって胎盤内で局所的音場分布を形成し、薬剤を保持したカプセルに経路選択性を付加する技術を確立することを目的とする。これにより薬剤使用量を格段に抑えられるだけでなく、既存の手法と組み合わせて出生前の遺伝子治療にも応用できる。
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