研究代表者 |
中澤 孝浩 東北薬科大学, 薬学部, 講師
|
研究期間 (年度) |
2008
|
概要 | 漢方薬の釣藤散や抑肝散は、認知症周辺症状の改善効果を示すことが報告されている。我々は、これらの有効成分がアルカロイドの生体内代謝物に由来することを発見した。認知症周辺症状の抑制に現在使われている薬剤は様々な副作用を示すが、本課題の開発薬剤は“臨床応用中の漢方薬”主成分の代謝物の誘導体であり、副作用のない抗精神病薬創製の可能性が極めて高い。本課題では、代謝物誘導体を合成、それら化合物の問題行動抑制活性を検証し、認知症問題行動改善効果を示す薬剤開発に繋げる。
|