研究代表者 |
高品 善 山形県農業総合研究センター, 農業生産技術試験場バイオ育種科, 専門研究員
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | 桃栗三年柿八年というように果樹では、種を播いて実がなるまで5~10年かかるため、新品種開発に10年以上を要する。時代によって変化する消費者ニーズにあった新品種を開発するには何世代にもわたり育種が必要であるが、1世代10年、5世代で50年を必要とする現状の育種手法では実施不可能である。一方、我々は花成制御遺伝子を導入した早期開花性西洋ナシを作出し、1~2年で開花・結実させることに成功した。この技術を利用すれば、育種年限が画期的に短縮できる。しかし実際の育種に利用するには、安定的に花を咲かせ、種を十分獲得し、世代促進をする必要がある。そこで、本課題では、早期開花系統のシュート接ぎ木に最適な条件を検討し、開花を安定化させることで、次世代の獲得を容易にする。
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