インスリン感受性糖輸送担体をターゲットとした糖尿病治療薬の開発
研究代表者 |
佐藤 久美 北海道薬科大学, 薬理学分野, 准教授
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | インスリン感受性糖輸送担体GLUT4は、骨格筋や脂肪細胞などに存在し、インスリン受容体に始まるインスリン情報伝達機構の最終段階に位置する。インスリン刺激によって細胞内プールから細胞膜上に移行するGLUT4が、細胞外の糖を細胞内に取り込んで血糖値を下げる。インスリン欠乏性糖尿病でもインスリン抵抗性糖尿病でもGLUT4が細胞膜上に出現しさえすれば、高血糖は改善される。本研究では、『細胞膜上へのGLUT4の出現』を目指して、関連情報伝達因子を活性化する物質、GLUT4発現誘導を促す物質を探索する。
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