研究代表者 |
大谷 克城 旭川医科大学, 医学部微生物学講座, 助手
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | クローン病や潰瘍性大腸炎からなる炎症性腸疾患は、厚生労働省指定の特定疾患である。本疾患の診断は、問診、画像診断および病理組織診断を総合してなされており、簡便な診断法はない。申請者らはチロシンキナーゼを網羅的に検出するマルチキナーゼ抗体を開発し、この抗体を用いて潰瘍性大腸炎の発症に伴って発現量の変化するチロシンキナーゼを見出した。本申請ではこの現象が人でも観察されることを確認した上で、この抗体と患者の直腸擦過スメア検体を用いた簡便な診断法の開発、実用化を目指す。
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