炎症性腸疾患の薬物治療におけるステロイド反応性の診断法の開発と実用化
研究代表者 |
齊藤 嘉津彦 北海道薬科大学, 薬物治療学分野, 講師
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | ステロイドはクローン病や潰瘍性大腸炎のような炎症性腸疾患の薬物治療上、必要欠かせざる存在である。しかし、ステロイド投与を受けた30%の患者は依存性や抵抗性を呈し、このような症例における重篤な副作用の発現や無効症例の存在は臨床的に問題である。本申請ではこれに関与する遺伝子のSNPやハプロタイプを解析、およびDNAのメチル化解析を行い、未解決であるステロイド依存性・抵抗性についての診断法を開発し、オーダーメイドのステロイド治療を実用化し、医療費の削減のみならず根本的な治療法の無いこれらの疾患の薬物療法に寄与しようとするものである。
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