ジアシルグリセロールキナーゼα阻害によるメラノーマ治療
研究代表者 |
坂根 郁夫 札幌医科大学, 生化学第二講座, 准教授
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研究期間 (年度) |
2008
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概要 | メラノーマは、NF(nuclear factor)-κBが常時活性化されおり、現在のところ有効な化学療法は存在しない。最近、ジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)αの特異的阻害剤の投与によってNF-κB活性を阻害し、メラノーマの死を細胞レベルで誘導することが可能となった。そこで、この成果に基づき、DGKαを標的としたメラノーマに対する新たな治療薬を開発するための第2段階として非臨床試験を行い、本薬剤の実用化の見通しを得ることを目指す。
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