気候変動に対する水分野の適応策立案・実施支援システムの構築
体系的番号 |
JPMJSA0801 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA0801 |
研究代表者 |
沖 大幹 東京大学, 生産技術研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2008 – 2013
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概要 | 気候変動に対する水関連分野問題解決システムを構築する 近年、洪水・干ばつといった水分野の災害が拡大しており、今後の気候変動や土地利用変化などに伴う深刻化が懸念されている。この問題解決に向け、水資源の有効な管理法や水災害の軽減策のモデルを提示し、政策実施を支援するシステムの構築を行う。タイ気象局や王立灌漑局による既存の雨量観測網や現地調査情報によって数値シミュレーションの精度を向上し、気候変動や土地利用変化に伴う水循環の変動推計を組み込んで水循環情報統合システムを提案する。 チャオプラヤ川の洪水調査から実態を把握し、適応策を探る 観測データを集積するシステム、及び観測データと水資源管理のモデルを統合するシステムを構築した。2011年のチャオプラヤ川洪水緊急調査も実施し、実態解明を進めるとともに適応策立案に貢献した。今後は、これまでに構築したモニタリングシステムも組み込んだ水循環情報統合システムを公開の予定である。
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研究領域 | 環境・エネルギー(気候変動) |