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インドネシアの泥炭・森林における火災と炭素管理

研究課題

国際的な科学技術共同研究などの推進 SATREPS

体系的番号 JPMJSA0804
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJSA0804

研究代表者

大崎 満  北海道大学, 大学院農学研究院, 教授

研究期間 (年度) 2008 – 2013
概要熱帯泥炭湿地林の下に堆積した「泥炭」が燃え、「森」が焼失する インドネシアの低湿地には広大な熱帯泥炭地が存在し、莫大な量の炭素が蓄積されている。その泥炭地に排水路を掘り、乾燥化させると、熱い燃焼(泥炭火災)と冷たい燃焼(微生物分解)が同時に起こり、大量の炭素が大気中に放出されるとともに、多様な生物相が失われる。また、同時に放出される一酸化炭素や微細粒子は地域住民の健康を害している。この泥炭湿地の修復に必要な、地域の適切な水管理、森林修復と再生、衛星を利用した早期火災検知システム、早期消火方法の確立をめざす。さらに、これらのデータと衛星GISデータを統合し、二酸化炭素フラックス(吸収・放出)モデルを作成し、REDD-plus*(森林の減少・劣化による温室効果ガス排出の削減)とMRV**(計測、報告、検証)の国際基準作成に貢献する。 泥炭地の包括的管理、炭素の放出抑制・炭素管理システムを構築 地上と衛星の双方のデータを融合することで泥炭地からの炭素放出量を正確に把握する世界で唯一のMRVシステムを構築した。このシステムを活用し、REDD-plusによる地球上に残された最も重要な炭素貯蔵地・生物多様性の宝庫、熱帯泥炭湿地林の再生と維持をめざす。
研究領域環境・エネルギー(気候変動)

報告書

(2件)
  • 2013 事後評価書 ( PDF )
  • 2011 中間評価書 ( PDF )

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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