デング出血熱等に対するヒト型抗体による治療法の開発と新規薬剤候補物質の探索
体系的番号 |
JPMJSA0811 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA0811 |
研究代表者 |
生田 和良 大阪大学, 微生物病研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2008 – 2012
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概要 | 東南アジアで流行している感染症の治療薬候補を探す デングウイルス感染症は蚊によって伝染する疾患で、熱帯地域において年間約5千万人が感染し、約2万人の死者が発生しているが、 未だ有効な治療法が確立されていない。感染症に感染すると、私たちの体内では、抗体と呼ばれる蛋白質が作られ、病気の症状を抑え治癒するのに中心的な役割を演じている。そこで、私たちは、デング感染症患者から、デングの治癒に役立つ抗体を選び出し、薬として応用するための研究を行う。同時に、世界的に問題となっているインフルエンザ、タイで問題となっているボツリヌスに対しても同様の研究を行う。また、タイ原産の微生物から、デングウイルス治療薬に有効な成分の検索も行う。 抗体産生に成功!実験を重ね新たな治療薬の開発に繋げる デングウイルス、インフルエンザ、及びボツリヌスに対する抗体の作製に多数成功した。それらの抗体の中には、治療薬として有望な抗体がかなり含まれていた。今後は、より詳細な評価研究を行い、新たな治療薬として開発を目指す。
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研究領域 | 感染症 |