体系的番号 |
JPMJSA0812 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA0812 |
研究代表者 |
鈴木 定彦 北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 教授
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研究期間 (年度) |
2008 – 2012
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概要 | 感染拡大を防止する鍵は、迅速で正確な診断にあり ザンビアにおける最も深刻な感染症の一つである結核は人獣共通の感染症で、治療薬に耐性を持つ場合もあることから感染拡大が危惧されている。また、もう一つの重要な感染症はマラリアであるが、トリパノソーマ症を含む様々な類似疾患がマラリアと誤診され、適切な治療がなされず死に至ることも問題となっている。これらの感染症の蔓延防止には、早期診断と適切な治療が肝要である。そこで、日本を中心に開発している高感度かつ迅速で低コストの診断システムを、結核とトリパノソーマ症へ応用することを目指し、同時にトリパノソーマ症の治療薬の探索を試みる。 診断法の開発に成功、治療薬の候補物質も多数発見! 研究の結果、地方の検査所でも実施可能な結核及びトリパノソーマ症の迅速な診断法の開発に成功した。さらにトリパノソーマ症の治療薬になりうる候補物質を300種類以上合成し、有効性の評価を行っている。これらの技術をザンビアに移転し、研究開発能力の向上を図る。
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研究領域 | 感染症 |