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易脱ぷ性四倍体ダッタンソバ品種を用いた高GABA大粒ソバ米の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 育成研究

研究責任者 井上 直人  信州大学, 農学部, 教授
研究期間 (年度) 2008 – 2011
概要具体的な製品像: 食品機能性因子であるルチンやケルセチンをソバの約100倍含み、GABAを発芽玄米の約4倍以上含有する大粒のダッタンソバ米(外皮のみを除去した丸抜きソバ)製品の用途: (1)中山間地の農業振興、(2)雑穀などとのブレンド素材、ソバ茶、麺、スイーツの原料核となる技術上のポイント(特許請求項の内容): (1)易脱ぷ性突然変異系統の染色体を倍加した四倍体の半矮性・難脱粒性ダッタンソバ新品種、(2)近氷温加水熟成加工法による、GABAの増加とポリフェノール含量低下の抑制本技術の類似技術に対する優位性(技術的項目など): このような易脱ぷ性・大粒・半矮性・難脱粒性という4つの特徴を持ったダッタンソバ新品種は世界に存在せず、また易脱ぷ性品種を用いなければ近氷温加水熟成加工は不可能であるので、類似技術は無い類似製品との差別化(機能、コストなど): ルチンはソバ食品以外の穀物にはなく、ケルセチンはタマネギの皮に含まれるが他の穀物にはない。GABAは発芽玄米に約10mg/100g含まれるが本開発製品は60mg以上であり穀物中で最も多い。”丸抜きソバ米”の製造は、易脱ぷ性突然変異の新品種の乾燥種子をローラーにかけるだけで可能である。高GABA化は”丸抜きソバ米”に加水して密封し、近氷温貯蔵した後に乾燥するだけで可能であり、通常の普通ソバを用いた丸抜き加工のコストとほとんど変わらない。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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