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尿中ナノベジクルを利用した新規非侵襲的腎臓病迅速診断法の開発研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 育成研究

研究責任者 池田 正浩  宮崎大学, 農学部, 准教授
研究期間 (年度) 2008 – 2011
概要国内の透析医療費が年間1兆円を超えていることからも分かるように、腎疾患は大きな社会問題となっている。腎疾患患者が多い最も重要な理由は、早期診断方法が開発されていないためである。尿は患者が痛みを伴わず(非侵襲的)に入手でき、非常に魅力的な検査材料である。しかしながら尿中タンパク質は、種類が多いことやタンパク質の由来が不明確であるなどの欠点を持つため、診断にはほとんど利用されてこなかった。我々はそれらの欠点を克服するものとして、ナノベジクルと呼ばれる小胞に含まれてタンパク質が尿中に排泄されている現象があることに注目し、急性腎不全の新規診断マーカーを世界に先駆けて発見した。本提案では、この成果をさらに発展させ、世界的に解析が進んでいない尿中ナノベジクルに含まれるタンパク質を網羅的に解析し、新規診断マーカーの発見を目指し、これらのマーカーをもとに非侵襲的な腎臓病の診断法を開発する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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