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核内受容体リガンドの網羅的簡便迅速バイオアッセイ法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 育成研究

研究責任者 八木 孝司  大阪府立大学, 公私立大学の部局等, 教授
研究期間 (年度) 2008 – 2011
概要ヒト細胞の核内受容体は、環境ホルモンの作用点である一方で、生活習慣病に対する創薬のターゲットとなる。エストロゲン受容体、ダイオキシン受容体、甲状腺ホルモン受容体など、現在約50種類の核内受容体が知られており、我々は、遺伝子組換え技術によってヒト細胞の応答系を酵母に構築することを経て、リガンド物質が作用すれば溶液が発色する簡便迅速なバイオアッセイ系を各受容体について樹立する。すでにダイオキシン受容体については培養細胞を用いた系が他企業によって商品化されているが、コスト、煩雑性、迅速性等に問題がある。酵母ではツーハイブリッド法による種々の受容体のアッセイ系が企業化されているが、ヒト細胞内応答系の一部しか利用しておらず精度に欠ける。また他企業の特許を用いているので高コストになっている。我々は独自の方法(特許出願3件)によってこれらの欠点を克服し、まず重要な約15種類の受容体について簡便で低コストな酵母アッセイ系を構築し、環境や創薬等の用途に応じた種類の酵母を、網羅的なアレイとして供給できるキットの作製を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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