遺伝情報に基づく高血圧等メタボリックシンドロームの個別化予防の実現に向けたリスク診断アルゴリズムと遺伝子解析ツールの開発
研究責任者 |
三木 哲郎 愛媛大学, プロテオ医学研究センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2008 – 2011
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概要 | 的確な役割分担により、着実に成果を蓄積されたもの思われる。特に、個人の遺伝情報に基づいたメタボリックシンドロームのリスク診断システムの開発に関しては、高血圧候補遺伝子の解析に集中したことで、良好な研究進展が計られたものと判断される。今後はオリンパス社が開発した遺伝子解析手法が、コスト面と効率面で有用であることを示し、市場性を持つかどうかを検証して、事業化に向けて進んでいかれることを期待する。また、本研究により拡大されたゲノムコホートを、他のメタボリックシンドローム関連遺伝子の探索に活用するなど、さらなる研究活動の大いなる展開を期待する。最終的に、本研究の成果が予防医学の発展に寄与できるよう、抗加齢ドックや各種健康診断などの新たな予防医学的検査項目となる戦略を策定し、本研究がより大きく発展することが望まれる。
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