胸腺髄質の無差別遺伝子発現とサイトカイン制御によるT細胞再教育:自己免疫疾患治療の新戦略
研究代表者 |
高濱 洋介 徳島大学, 疾患ゲノム研究センター, センター長
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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概要 | 本研究交流では、先進国における成人女性の主要な死因である自己免疫疾患の病因の解明と根本的治療法が開発することを目的とする。具体的には、T細胞による胸腺髄質形成を担うサイトカインRANKLを同定した日本側の実績と、胸腺髄質上皮細胞の無差別遺伝子発現を担う分子Aireに関するスイス側の知見を組み合わせ、胸腺髄質上皮細胞の無差別遺伝子発現機構の解明とT細胞再教育による自己免疫疾患治療の新規治療法を確立する。日本とスイスが本研究交流を通じて相互補完的に取り組むことで、医療技術・産業への社会貢献だけでなく、遺伝子発現ランドスケープ解析技術やインフォマティクス解析技術をとりいれた分子細胞免疫学的研究としての学際的貢献が期待される。
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研究領域 | ライフサイエンス |