研究代表者 |
藤田 誠 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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概要 | 本研究交流は、生体系に見られる自己組織化現象(複雑な構造が自発的に組み上がるしくみ)を、金属イオンと有機分子の特性を活かすことで人工系において実現し、ナノメートルスケールの新物質や新機能を創出することを目的とする。具体的には、日本側では数ナノメートル以上の中空自己組織化錯体に焦点を当て、その構築やナノ表面、内表面の化学を展開する。一方、フィンランド側では、無限骨格を有する自己組織化金属錯体に絞って研究を遂行する。本共同研究で日本とフィンランドが交流を通じて相互的に取り組むことで、物質・材料創成の新しい概念・手法としての「金属イオンを活用した自己組織化」の確立が期待される。
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研究領域 | 機能性材料 |