水田生態系を用いた家畜廃水浄化と水稲生産の可能性とそのリスク評価
研究代表者 |
平沢 正 東京農工大学, 共生科学技術研究科(研究院), 教授
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研究期間 (年度) |
2008 – 2011
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概要 | 本研究は、日中の地方における家畜廃棄物から生じる水資源汚染問題解決に向け、水稲の生産と土壌の質の保全を確保しつつ、有機性廃水の汚染を除去・浄化するための水田の生態系機能の利用・拡張方法の確立を目的としている。具体的には、日中間の綿密な協力の下で、(1)COD、窒素、リン等の汚染の除去と有機性廃水の浄化可能性に対する水田生態系の強さと能力の把握、(2)高濃度の有機性廃水施用条件下での水稲の成長機構を解明した後、(3)高濃度の廃水条件下での水田の肥沃度増進技術、(4)高濃度の廃水条件下での水稲の生産を維持し改善する技術、5水田の廃水浄化能力を強化する技術の開発を実施する。上記と並行して、水稲の食物安全性や水資源の安全性、収穫量と品質等、リスク評価とこれらの監視方法の研究を行う。
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研究領域 | 環境保全及び環境低負荷型社会の構築のための科学技術 |