アフリカサヘル地域の持続可能な水・衛生システム開発
体系的番号 |
JPMJSA0912 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA0912 |
研究代表者 |
船水 尚行 北海道大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2009 – 2014
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概要 | 低コストと安全を目指して!脱パイプネットワークの体制を築く ブルキナファソは、人口の27.2%が貧困層に属する最貧国の一つである。衛生的な給水環境が整わず水が原因の疾患も多いことから、導入する水設備には過酷な気候に耐え、低価格で維持が容易等、多くの条件が求められる。そこで、排水は1カ所に集めず現地で処理し、また用途や質で水を分別して混ぜないシステムを作り、低コストと衛生面の両立を目指す。大規模な配水パイプネットワークが不要な、水と衛生の新システムを開発する。 し尿を収入源に変える、コンポスト型トイレをアフリカに 人口密度やインフラに合わせ二つのモデルを提案した。農村モデルは、飲用水のみ消毒・ろ過する。そして、し尿をコンポスト型トイレで肥料に変え、排水は灌漑(かんがい)用水に回し、農業による増収を狙う。都市モデルは、し尿は車で収集し、排水はコミュニティごとに集水する。現在は各工程に必要な技術を開発中である。
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研究領域 | 環境・エネルギー(地球規模の環境課題) |