新奇乳酸菌のプロバイオティクスならびに抗菌性ペプチドを用いた病原菌に対する新たな戦略
研究代表者 |
伊藤 喜久治 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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概要 | 本研究交流は両国の伝統的発酵食品や動物・ヒトの腸内から果糖を特異的に利用するフラクトバチルスを含めた新奇乳酸菌を分離して、日本、南アフリカ両国における多様性を明らかにし、その未解明の特徴について検討することを目的とする。 具体的には、日本側、南アフリカ側が連携して、1)さまざまなサンプルからの乳酸菌の分離、2)分離株の同定を行い、さらに、3)代謝経路の解明、4)新たなバクテリオシンの検索ならびに特性の解析、5)バクテリオシンをナノファイバーと結合させて腸内、皮膚・粘膜や食品への応用を検討するとともに、6)バクテリオシン産生株のプロバイオティクスとしての評価――を行う。 日本-南アフリカが本研究交流を通じて相互補完的に取り組むことで、乳酸菌の生産するバクテリオシンならびにプロバイオティクスの医学や食品保存への応用が期待される。
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研究領域 | ライフサイエンス |