研究代表者 |
二木 史朗 京都大学, 化学研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2009 – 2012
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概要 | 本研究交流は、膜透過性のペプチドとの複合体形成により効果的に標的細胞へのオリゴ核酸の導入を図り、遺伝子発現の調節、特に遺伝子を不活性化するための新しい方法論の開発を目指すものである。具体的には、日本側は高い膜透過性と治療効果が得られるような膜透過ペプチドとオリゴ核酸との複合体調製を分担し、スウェーデン側は膜透過ペプチドならびにオリゴ核酸の構造や化学修飾に関して検討し、高い細胞移行性と生理活性を有する分子の開発を分担するとともに、標的組織への移送のためのペプチド配列に関しても検討を加える。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、ガンを含めたさまざまな疾病治療に応用可能な効果的なオリゴ核酸の細胞内送達法の樹立が期待される。
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研究領域 | ライフサイエンスと他の分野を結合した複合領域 |