研究責任者 |
菊池 裕嗣 九州大学, 先導物質化学研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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概要 | ディスプレイ分野では、ネマチック液晶を用いたフラットパネル型ディスプレイ(LCD)が圧倒的なシェアを占めている。一方で、現行の液晶表示方式は技術的な限界を迎えており、次世代の表示方式の開発が強く望まれている。そのような中、プロジェクトリーダーらは、現行液晶表示方式の欠点を革新的に克服する独創的な液晶表示材料である高分子安定化ブルー相を世界に先駆けて開発し、配向処理や配向膜を必要としない新規表示方式を提案した。この技術はJST育成研究などで大きく進展し、「究極の液晶表示モード」として注目されている。本プロジェクトでは、本技術の実用化に向けての残された課題を解決し、次世代液晶表示材料の開発を目指す。
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