グリーンケミストリーと効率的なエネルギー変換のための新しい金触媒
研究代表者 |
春田 正毅 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2012
|
概要 | 本研究交流は、日本で生まれた金ナノ粒子触媒を用いて、環境負荷の少ないシンプルな化学反応の開拓および水素の効率的な製造法や利用法の開発を目指す。 具体的には、日本側は金を直径10nm以下のナノ粒子として種々の担体物質(卑金属酸化物、ナノカーボン、金属配位高分子など)上に分散・固定化するとともに、高分解能電子顕微鏡で金ナノ粒子のサイズ分布や接合構造を詳しく調べる。また、主として気相でのオレフィンやアルコールの選択酸化や低温ガスシフト反応による水素製造について取り組む。スペイン側は、種々の金ナノ粒子触媒を用いて、シンプルで省資源的な精密化成品の合成ルートを開拓する。 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、革新的な化学プロセスの発見につながることが期待される。
|
研究領域 | 材料分野と他の分野を結合した複合領域 |