研究代表者 |
落合 淳志 国立がんセンター, 東病院臨床開発センター臨床腫瘍病理部, 部長
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研究期間 (年度) |
2009 – 2012
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概要 | 本研究交流は、がん間質組織を構成する線維芽細胞の生物学的性質を明らかにし、がん間質相互作用の分子基盤の解明と、がん間質細胞を用いた治療法開発を目指すものである。具体的には、日本側は主に肺がん症例を用いて間葉系幹細胞の培養条件の検討や細胞表面マーカーの探索、分子機構の基盤を明らかにする研究を分担し、デンマーク側は乳がん組織を中心に採取された間葉系幹細胞を用いて乳がん細胞の増殖やアポトーシスに関わる分子基盤の研究を分担する。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、がん細胞の維持機構が明らかになるとともに、がん間質および間質細胞を標的とした新しい治療の開発につながることが期待される。
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研究領域 | ライフサイエンス |