研究代表者 |
大野 欽司 名古屋大学, 大学院医学系研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2009 – 2012
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概要 | 本研究交流は、筋強直性ジストロフィー・脊髄小脳失調症10型・脊髄性筋萎縮症におけるスプライシング異常をきたす遺伝子の同定、スプライシングトランス因子がスプライシングを制御する遺伝子とスプライシングシス因子の同定、FDA既認可薬のスクリーニングによるスプライシング異常を補正する臨床応用が可能な薬剤の同定を行うことを目指すものである。具体的には、日本側はFDA既認可薬による薬剤スクリーニング、巨大遺伝子データのハンドリング、CLIP法を用いた研究を分担し、デンマーク側はSolexaシークエンシングシステム、RNAアフィニティー精製産物のnano LC-MS/MSによる同定を分担する。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、分子病態の解明を行うとともに、迅速かつ安価に臨床応用が可能な薬剤の同定につながることが期待される。
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研究領域 | ライフサイエンス |