研究代表者 |
近森 啓一 高知県立紙産業技術センター, 製紙技術課, チーフ
|
研究期間 (年度) |
2009
|
概要 | ペーパースラッジ(PS)とは製紙ワイヤーを通過した微細な流出原料を回収したものであり、乾燥換算にして全国で年間に約190万トン発生している。PSの利用法として過半数はセメント原料として使われているが、受入れ量には限界があると言われる。本研究では、廃棄物であるPSの新たな有効利用方法として、短繊維ゆえに高密度化が可能なPSの性質を利用して、硬化剤を使わず圧縮成形のみで、環境負荷の少ない、付加価値の高い、軽量かつ高強度な木質ボードを作ることが目的である。
|