概要 | カーボンナノチューブ(CNT)は、難溶性で取扱いが困難という問題がある。我々の研究グループは、天然から採れる多糖のβ-1,3-グルカンが、CNTを包接することを見出し、水溶液としての扱いを可能にすることによってCNTがナノレベルで高度に配向したサブミクロンスケールの組織体を構築することに成功した。本研究では、本組織体の、有機電子デバイスへの展開を目指し、1基板への固定化法の開発、2光増感色素や高い電荷分離能を発現させるためのホール輸送材料との複合化を行い、並行して、3機能特性の評価を行う。
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