形状異方性粒子を用いた鋳込み成形における配向制御技術の開発
研究代表者 |
伊藤 正剛 岐阜県セラミックス研究所, 技術支援部, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 石膏型などの多孔質型を用いた鋳込み成形は、寸法精度が悪いことが一つの問題になっている。不均一な充填密度分布や粒子配向構造により、焼成時における焼成収縮率の異方性を生じ、材料変形を引き起こす。特に、形状異方性をもつ粒子の鋳込み成形では粒子配向の影響が顕著に現れる。その結果、焼成体の厚さ方向の収縮率が中央部と縁部において大きな違いを生じ、焼成体の変形要因になっている。そこで、形状異方性の鋳込み成形において、成形体の厚さ方向の収縮率変動を低減させる粒子配向制御技術を開発する。
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