アクチン細胞骨格の重合調節を利用した耐病性イネの開発
研究代表者 |
小林 一成 三重大学, 生命科学研究支援センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | アジアの主要作物であるイネは、いもち病をはじめとする様々な病害によって収穫の20%以上を毎年失っている。従来の育種により耐病性品種の作出が試みられてきたが、強力で安定した耐病性の付与には未だ成功していない。最近代表研究者は、植物におけるアクチン細胞骨格の構築状態変化が耐病性シグナルの伝達に関与することを発見した。本課題では、この発見を実用技術に発展させることを目指し、アクチン細胞骨格を人為的に調節できる組換えイネを利用して、これまでに無い新たな戦略でイネに耐病性を付与する方法を開発する。
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