膵癌化学療法抵抗性を誘導増強する蛋白質の制御による治療法の確立
研究代表者 |
藏滿 保宏 山口大学, 医学系研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | ゲムシタビン(GEM)は唯一膵癌に有効な抗癌剤であるが抵抗性の膵癌が多いのが現状である。GEM抵抗性を規定する蛋白質をターゲットとし、これを阻害してGEM治療の増強効果を有する物質の探索を行うことを目的とする。(1)これまでにGEM抵抗性を規定する蛋白として同定したHSP27についてインヒビターとしての制御活性を有する物質やGEMの効果を増強する物質を探索する (2)またGEM感受性と抵抗性の膵癌株の細胞内蛋白を二次元電気泳動を行い、それぞれのスポットの発現に差異のある蛋白スポットを選定して質量分析により蛋白を同定する。
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