2-ベンズアゼピンを基本骨格とした新しい創傷治癒促進薬シーズの開発と応用
研究代表者 |
上村 明男 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 本課題は、2-ベンゾアゼピン骨格を有する新規創傷治癒促進薬の実用化に向けて、合成的な問題の高効率化と生理活性のさらなる向上に取組み、この化合物を新薬としての実用化に向けた研究をおこなうものである。2-ベンズアゼピンを有する骨格は、細胞増殖ではなく細胞遊走のみを促進する新しいメカニズムによる創傷治癒促進効果があることが見出され、画期的な新薬の可能性が期待できることがわかっている。本化合物の実用化(=製薬企業にバトンタッチ)に向けて、以下の目標に取組む。(1)高純度な2-ベンゾアゼピン骨格の効率的合成法の確立、(2)さらなる活性を有する2-ベンゾアゼピン誘導体の探索と生理活性作用の解明
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