バイオディーゼル燃料製造時に副生するグリセリンの資源・エネルギー化
研究代表者 |
徳本 勇人 大阪府立大学, 工学研究科, 助教
|
研究期間 (年度) |
2009
|
概要 | 原料油脂の10~20%程度副生するグリセリンを単独で処理する方法である。バイオディーゼル燃料の製造時に副生する強アルカリ性のグリセリン溶液は、従来の嫌気発酵処理では分解が困難である。本技術では、嫌気発酵分解能力を劇的に向上させる発酵制御技術により、このグリセリンを容易に資源・エネルギーに変換させることに成功した。発酵制御剤は極微量の有機物なので、環境負荷は小さく、迅速に有価物を生産できる。また、既存のメタン発酵槽を利用でき、新たな設備投資も少ないと考えられる。
|