テトラスパニンCD81を用いた新規リウマチ診断薬の開発と応用
研究代表者 |
中西 徹 就実大学, 薬学部薬学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | テトラスパニンは4回膜貫通細胞表面分子の総称で近年我々はこの中の一つであるCD81が関節リウマチ(RA)の発症と強く関連していることを発見した。このCD81分子の細胞、特に滑膜細胞等における増大が関節炎からRAへの移行に関係していると考えられることから、この分子の血液あるいは関節液における濃度を測定することで早期にRA発症の診断を行うことが可能と考えられる。これまでRAを早期に診断することは難しく、RAを発症してからの対症療法に終始している。高齢化社会の到来を踏まえて、RAの早期診断が可能となることは画期的なことで社会へのインパクトも大きい。
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